ローカルLLM、結局どのツールを選べばいい?Ollama・LM Studioを徹底比較【自分のPCにAIを導入するシリーズ②】

2026年8月16日日曜日

AIとか… ローカルLLMとか…

t f B! P L

📖 推定読了時間:約8分

「自分のPCにAIを導入するシリーズ」第2回です。前回は、ローカルLLMがどういう仕組みで、どんなメリット・デメリットがあるのかを整理しました。今回は、実際にローカルLLMを動かすときに使うツールの種類について紹介していきます。

いざ調べ始めると、「Ollama」「LM Studio」といった名前がいろいろ出てきて、「結局どれを選べばいいの?」と迷ってしまう人も多いはずです。この記事を読めば、代表的なツールの違いと、自分に合ったものの選び方が見えてくるはずです。なお、具体的なインストール手順や、必要なPCスペックの目安については、次回の第3回で詳しく扱う予定です。

この記事のポイント

  • ローカルLLMを動かすために必要な「推論用ソフト」の役割
  • 二大定番ツール、OllamaとLM Studioの違い
  • 代表的なオープンモデルの種類
  • 自分の使い方に合ったツールの選び方

AIモデルを"動かす"ためには、専用ソフトが必要

前回、ローカルLLMは「AIモデルを自分のPCにダウンロードして動かす仕組み」だとお伝えしました。ただし、AIモデルのファイルをただ持っているだけでは、実際に会話をすることはできません。モデルを読み込んで、実際に文章のやり取りができる状態にするための推論用ソフトが別途必要になります。

この推論用ソフトが、いわばローカルLLMの"入り口"の役割を果たします。そして現時点で、初心者から開発者まで幅広く使われている代表的な推論用ソフトが、OllamaLM Studioの2つです。

二大定番、OllamaとLM Studioを比較してみる

この2つは、どちらもローカルLLMを手軽に動かせるという点では共通していますが、想定している使い方の方向性がやや異なります。

項目 Ollama LM Studio
操作方法 コマンド(CLI)中心 グラフィカルな画面(GUI)で完結
向いている人 開発者や、他のアプリと連携させたい人 ターミナル操作に慣れていない初心者
特徴 OpenAI互換のAPIサーバーとしても動作し、既存ツールとの連携がしやすい モデルの検索・ダウンロード・チャットが一画面で完結し、視覚的に分かりやすい

ざっくり言うと、「コマンド入力に抵抗がなく、他のツールとも組み合わせたい」ならOllama「まずは画面を見ながら直感的に触りたい」ならLM Studio、という住み分けです。どちらも無料で使えるため、実際に両方インストールして試してみて、自分がしっくりくる方を選ぶ、というのも十分現実的な進め方です。

💬

筆者は最初LM Studioから触り始めましたが、慣れてくるとOllamaのシンプルさが妙に心地よくなってきました。どちらが正解というより、性格に合う合わないの話に近い気がします。

実は結構ある。動かせるAIモデルの種類

推論用ソフトを決めたら、次に気になるのが「どのAIモデルを動かすか」です。実はここも、思っている以上に選択肢があります。

  • 比較的軽量で、入門用としてよく紹介されるモデル群(数B〜10B程度のパラメータ規模)
  • 日本語の応答品質を重視して調整された、日本語特化型のモデル
  • ⚠️パラメータ規模が大きく、高性能なPC環境が前提となる大型モデル

特に、「とにかく高性能なモデルを選べばいい」と考えて安易に大型モデルを選んでしまうと、自分のPCでは動作が極端に重くなったり、そもそも起動できなかったりすることがあります。まずは軽量なモデルから試して、動作の快適さを確認しながら段階的にステップアップしていくのが安心です。この目安となる具体的なPCスペックについては、次回詳しく解説します。

モデルの選択肢は今後も増え続けていく分野のため、最新の動向を体系的に押さえておきたい人は、生成AI・LLMツール活用ガイド書籍のようなまとまった解説書に目を通しておくと、情報の変化にも振り回されにくくなります。

自分に合ったツール・モデルの選び方

ここまでの内容を踏まえて、選び方の考え方を整理してみましょう。

1

コマンド操作に抵抗がないか、それとも画面操作で完結させたいかで、まずツールを大まかに絞り込む

2

最初は軽量モデルから試し、自分のPCでの動作の快適さを確認する

3

日本語でのやり取りを重視するなら、日本語特化型モデルも選択肢に入れて比較する

また、複数のモデルを試していくうちに、モデルファイルはそれぞれ数GB〜数十GB単位になるため、手元のPCのストレージ容量が思ったより早く圧迫されるケースも珍しくありません。いくつかのモデルを並行して試したい場合は、外付けSSD/NVMe SSDを用意しておくと、本体のストレージを気にせずいろいろなモデルを試せます。

加えて、ツールの設定を自分好みに調整した場合は、その設定内容をUSBメモリにバックアップしておくと、PCを買い替えたり環境を作り直したりする際にも、同じ設定をスムーズに再現できて安心です。

まとめ:まずは気軽に触ってみるのが一番の近道

ローカルLLMを動かすツールには、コマンド操作中心のOllamaと、画面操作で完結するLM Studioという2つの代表的な選択肢があり、どちらも無料で試せます。モデルにも軽量なものから日本語特化型までさまざまな種類があるため、まずは軽量モデルから気軽に触ってみて、自分に合うツール・モデルを見つけていくのがおすすめです。

次回・第3回では、いよいよ具体的なインストール手順と、快適に動かすために必要なPCスペックの目安について詳しく解説し、このシリーズを完結させる予定です。実際に手を動かす準備として、気になったツール名だけでも今のうちに覚えておいてもらえたら嬉しいです。

※本記事の情報は執筆時点(2026年8月)のものです。ツールのバージョンや対応モデルは更新が早い分野のため、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。

このブログを検索

このサイトはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。