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「そろそろUbuntu 24.04から26.04に乗り換えようかな」と思って設定画面を開いたのに、アップグレード通知がいつまで経っても表示されない——そんなモヤモヤを抱えている人は少なくないはずです。実はこれ、あなたの環境がおかしいわけではありません。
この記事では、Ubuntu 26.04.1 LTSの初回ポイントリリースがなぜ延期されているのか、そして24.04ユーザーが「待つ」のと「今すぐ移行する」のどちらを選ぶべきかを、具体的な準備リストとあわせて整理します。
この記事のポイント
- Ubuntu 26.04.1 LTSは当初8月4日予定だったが、8月27日へ延期されている
- 過去のLTSポイントリリースも延期が続いており、今回が特別ではない
- 24.04からの正式なアップグレードパスは26.04.1を待つ必要がある
- 今すぐ移行したい場合の方法とリスク、待つ間にできる準備を紹介
アップグレード通知が来ない、それもそのはず
2026年4月23日にリリースされたUbuntu 26.04 LTS(コードネーム「Resolute Raccoon」)は、Linuxカーネル7.0とGNOME 50を同時に採用し、sudoコマンドのRust実装への置き換えやX11の廃止、耐量子暗号への対応など、ここ数年で最も大きな設計変更を伴うリリースだと言われています。
それだけ大きな変更が入っているからこそ、24.04 LTSからの「ボタン一つでできる」正式なアップグレードは、最初のポイントリリースである26.04.1が出るまで提供されない仕組みになっています。そしてこの26.04.1、当初は2026年8月4日にリリースされる予定でしたが、2026年8月27日へと日程が変更されています。
筆者も「今日あたり通知来るかな」と何度か設定画面を開いてはガッカリした一人です。気持ちはよくわかります。
延期は今回だけじゃない:過去のLTSポイントリリースを振り返る
実は、LTSの初回ポイントリリースが予定通りに出なかったのは今回が初めてではありません。過去2世代のLTSでも、同じように延期が発生しています。
| バージョン | 当初予定からの遅れ | 備考 |
|---|---|---|
| 22.04.1 | 約1週間 | 初回ポイントリリースとしては比較的軽微な延期 |
| 24.04.1 | 約2週間 | 前回よりも遅れ幅が拡大 |
| 26.04.1 | 約3週間(8月4日→8月27日) | 2026年8月時点では未リリース |
こうして並べてみると、延期幅が世代を追うごとにじわじわ広がっているという傾向が見えてきます。今回の26.04は変更範囲が特に大きいリリースなので、品質を確保するための時間がより多く必要になっている可能性がありますが、Ubuntu側から延期理由についての明確な公式説明は確認できていません。
🌱 ちょっと余談
Ubuntuは毎回、動物の名前と頭文字を揃えた愛称(コードネーム)が付けられます。26.04は「Resolute Raccoon(意志の強いアライグマ)」。中身の変更の大きさを考えると、なんだか妙にしっくりくるネーミングです。
なぜ26.04.1を待つ必要があるのか
そもそも「ポイントリリース」とは、26.04から26.04.1へ別のOSに乗り換えるようなものではなく、これまでに公開された更新をまとめて取り込んだ、いわば「最新状態のインストールメディア」を提供するアップデートです。
24.04 LTSから26.04への正式なアップグレードパス(通知が出てからボタン一つで移行できる状態)は、この26.04.1が出るまで提供されません。本番環境やビジネス用途のマシンでは、公式にもこの26.04.1以降を待つことが強く推奨されています。
今すぐ26.04を試したい人向け:-dオプションという選択肢
「待ちきれない」「検証環境で先に試しておきたい」という場合は、コマンドに開発版オプションを付けて強制的にアップグレードする方法もあります。
sudo do-release-upgrade -d
ただし、この方法はあくまで正式なアップグレードパスが開通する前の「先行実行」であり、実行は自己責任となります。特に業務で使うPCやサーバーでは避け、検証用の環境で試すにとどめるのが安心です。
待っている間にやっておきたい3つの準備
26.04.1を待つにしても、今すぐ移行するにしても、事前の準備をしておけば、いざアップグレードとなったときに慌てずに済みます。
- ✅重要なデータのバックアップを取っておく

