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「そろそろUbuntuをアップグレードした方がいいのかな」と思いつつ、なんとなく先延ばしにしていませんか。実は2026年8月6日、多くのUbuntuユーザーにとって一つの節目となるアップデートが公開されました。長期サポート版である24.04 LTSから、最新の26.04 LTSへの直接アップグレードが、ついに正式に解禁されたのです。この記事では、何が変わったのか、そしてアップグレード前に確認しておきたいポイントを整理していきます。
この記事のポイント
- Ubuntu 26.04.1 LTSが2026年8月6日にリリースされ、24.04からの直接アップグレードが解禁
- 最低RAM要件が4GBから6GBへ、8年ぶりに引き上げられた
- ディスク暗号化やシステムアプリの名称など、実用面での変更点も複数ある
- サポート期限は2031年4月まで、焦って移行する必要はない
なぜ今、「26.04.1」が重要なのか
Ubuntuの長期サポート版(LTS)は、通常2年ごとに新しいバージョンが登場します。2026年4月には最新のLTSである「Ubuntu 26.04 LTS」がリリースされていましたが、実はこの時点では、前バージョンの24.04 LTSから直接アップグレードすることはできませんでした。
これはUbuntuの慣例で、LTS間のアップグレードは、最初のポイントリリース(マイナーアップデート)が出てから解放されるという仕組みになっています。そして2026年8月6日にリリースされた「26.04.1 LTS」が、まさにその最初のポイントリリースにあたります。これにより、24.04 LTSを使っている数百万台規模のマシンが、ようやく26.04系列へと移行できる状態になったわけです。
「新しいLTSが出てすぐアップグレードしたのに失敗した」という話を聞いたことがある方もいるかもしれません。実はそれ、タイミングの問題だった可能性があります。今回のように最初のポイントリリースを待ってから動くのが、Ubuntuでは基本の作法です。
実は、アップグレード前に見落としがちな注意点がある
ここで一つ、多くの人が見落としがちなポイントがあります。Ubuntu 26.04 LTSから、最低RAM要件が4GBから6GBへと引き上げられました。これは2018年のUbuntu 18.04 LTS以来、実に8年ぶりの変更です。長年愛用してきた古めのノートPCやミニPCを使っている場合、この要件変更によってアップグレード自体がスムーズに進まない、あるいは動作が重くなる可能性があります。
アップグレードを検討する前に、まずは自分のマシンのメモリ容量を確認しておくことを強くおすすめします。もし手持ちのPCが4GB前後にとどまっている場合は、アップグレードを機にメモリ増設を検討するか、あるいは今しばらく24.04 LTSを使い続けるという判断も十分に現実的です。
- ⚠️最低RAM要件が6GBに引き上げられている点を必ず確認する
- ✅24.04 LTSのサポートは2029年4月まで続くため、焦る必要はない
- 👍新規にPCを用意する場合は、最初から26.04系列を選ぶのも一つの手
26.04系列で変わった、実用面のポイント
ハードウェア要件以外にも、日常的な使い勝手に関わる変更がいくつかあります。中でも注目したいのが、ディスク暗号化の強化です。TPM(セキュリティチップ)を使ってストレージを保護する仕組みが整えられており、Windowsの「BitLocker」に近い発想ながら、Linux標準の暗号化方式であるLUKS2をベースにしている点が特徴です。回復キーをクラウドに自動保存する仕組みはなく、自分でしっかり管理するという、Linuxらしい思想が貫かれています。
また、標準アプリの名称にも変更が加えられました。システムの状態を確認するアプリは「システムモニター」から「Resources」へ、ドキュメントビューワーは「Evidence」から「Papers」へと変わっており、見た目だけでなく操作感にも小さな違いを感じる場面がありそうです。
出典:Ubuntu公式ブログ「Canonical releases Ubuntu 26.04 LTS "Resolute Raccoon"」
結局、いつアップグレードすればいいのか
結論としては、「今すぐ全員が急いでアップグレードすべき」という話ではありません。24.04 LTSのサポートは2029年4月まで続くため、業務で使っているPCなど、安定稼働を優先したい環境では、しばらく様子を見るのも十分に合理的な判断です。
一方で、新しい機能をいち早く試したい方や、新規にPCを用意するタイミングにある方にとっては、26.04.1 LTSは「安心して移行できる」節目と言えます。いずれにしても、アップグレード作業の前には、万が一のトラブルに備えて大事なデータのバックアップを取っておくことが基本です。
普段使いのファイルが多い方は、外付けSSD(ストレージ拡張用)にあらかじめコピーを保存しておくと安心です。また、万が一のトラブルに備えて、クリーンインストール用のUSBメモリ(インストールメディア作成用)を一つ用意しておくと、いざという時の選択肢が広がります。
先述の通りRAM要件が引き上げられたこともあり、お使いのPCが対応可能かどうか事前にスペックを確認したうえで、必要であれば増設用メモリ(ノートPC/デスクトップ用)の追加も検討してみてください。ノートPCの場合は増設に対応していない機種もあるため、購入前にメーカーの仕様を確認しておくと安心です。
🌱 ちょっと余談
これからLinuxを本格的に学んでみたいという方には、Linux入門書籍で基本的な操作やコマンドの考え方を押さえておくと、アップグレード作業もぐっと理解しやすくなります。
まとめ
Ubuntu 26.04.1 LTSのリリースにより、24.04 LTSから26.04 LTSへの直接アップグレードがようやく解禁されました。ただし、最低RAM要件が6GBへ引き上げられた点は、特に古めのマシンを使っている方にとって見逃せない変更です。サポート期限にはまだ余裕があるため、焦らず自分の環境に合ったタイミングを選んで移行することをおすすめします。
まずは今使っているPCのメモリ容量を確認し、必要な準備を整えたうえで、余裕を持ってアップグレード作業に臨んでみてください。
※本記事の情報は2026年8月27日時点のものです。仕様や要件は今後変更される可能性があるため、アップグレード前に必ず公式のリリースノートをご確認ください。



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